健康診断の「コレステロール・中性脂肪」に怯えない。油より先に引き算すべき、大人の新常識

健康診断の「コレステロール・中性脂肪」に怯えない。油より先に引き算すべき、大人の新常識

健康診断の「コレステロール・中性脂肪」に怯えない。油より先に引き算すべき、大人の新常識 

健康診断の結果が届き、封を切る瞬間。血圧と並んで多くの方がため息をついてしまうのが、「脂質(コレステロールや中性脂肪)」の項目ではないでしょうか。

「悪玉コレステロールが高かった。明日からお肉や揚げ物を我慢しなきゃ…」「中性脂肪が基準値超え。もう甘いものも油もダメだなんて、人生の楽しみが減ってしまう」

LDL(悪玉)や中性脂肪という言葉の響きから、どうしても「油=悪者」と捉え、自分の食生活を激しく責めてしまう方は少なくありません。

しかし、本当に油だけが悪者なのでしょうか?今回は、血液検査で最も誤解されやすい「脂質」の本当の役割と、薬や我慢(足し算)の前に見直すべき「意外な真犯人の引き算」について解説します。

1. 「悪玉」は本当に悪者?コレステロールの本当の仕事

まず、コレステロールに対する大きな誤解を解いておきましょう。「LDL(悪玉)」と「HDL(善玉)」という呼び方によって、LDLはからだに害をなす毒のようなイメージを持たれがちですが、それは全くの誤解です。

コレステロールは、私たちの約37兆個ある細胞の「膜」を作ったり、若々しさを保つ「ホルモン」の材料になったりする、からだにとって必要不可欠な超重要アイテムです。

LDLとHDLは、この大切なコレステロールを運ぶ「トラック」のような役割をしています。

  • LDL(悪玉と呼ばれるもの)
    肝臓で作られたコレステロールを、全身の細胞へ届ける「配達トラック」。
  • HDL(善玉と呼ばれるもの)
    全身で余ったコレステロールを回収し、肝臓へ持ち帰る「回収トラック」。

つまり、LDL(配達トラック)の数が基準より少し多いからといって、それ自体が悪なのではありません。問題なのは、血液中の糖などと結びついて配達トラックが「サビつき(酸化)」、血管の壁にへばりついてしまうことなのです。

2. 女性の「コレステロール上昇」は、からだの自然な歴史 

特に女性の場合、40代後半から50代にかけて、食事を変えていないのに急にLDLコレステロール値が跳ね上がることがよくあります。これを見て「私の生活がだらしないからだ」と落ち込む必要はありません。

これは、コレステロールの過剰な増加を抑えてくれていた「女性ホルモン(エストロゲン)」の分泌が、年齢とともに自然と減少していくからです。つまり、更年期以降のコレステロール値の上昇は、ある程度「からだの自然な変化(歴史)」として受け入れるべきものであり、若い頃と全く同じ基準値に無理やり抑え込もうと焦る必要はないのです。

3. 中性脂肪を不自然に跳ね上げる真犯人は「油」ではない

もう一つ、健康診断で私たちを悩ませるのが「中性脂肪」です。「中性脂肪が高い=脂っこいものを食べすぎている」と思っていませんか?実は、これが最大の罠です。

中性脂肪を不自然に跳ね上げている真犯人は、お肉の脂身でも揚げ物でもありません。無意識に摂りすぎている「糖質(炭水化物、甘いお菓子、お酒)」です。

私たちのからだは、食事から摂った糖質をエネルギーとして使いますが、使い切れずに余った分は「いざという時のための貯金」として、形を変えてからだに蓄えようとします。この「糖から変換された貯金」の姿こそが、中性脂肪なのです。

「油は控えているのに、中性脂肪が下がらない」という方は、良かれと思って食べているフルーツや、仕事の合間の甘いコーヒー、お酒などが、知らず知らずのうちに「過剰な貯金」に回ってしまっているサインです。

4. 薬(足し算)の前に。脂質を穏やかに整える「引き算」ケア

異常な数値が続き、血管が詰まるリスクが高い場合は、医療の力を借りることも大切です。しかし「少し基準を超えた」「年齢的な変化かもしれない」という段階であれば、薬を飲む前に、まずは自分の生活のアンバランスを整える「引き算」のケアを始めてみましょう。

① 【食の引き算】油より先に、見えない「糖」を引き算する

脂質異常の改善というと「油抜き」をしがちですが、良質な油(オリーブオイルや青魚の脂)は細胞やホルモンの材料として大人のからだに必須です。

引き算すべきは、惰性で口にしている「糖(お菓子、ジュース、過度なご飯やパン)」です。この糖を引き算するだけで、中性脂肪という名の「余剰貯金」はみるみる減っていきます。

② 【休・心の引き算】「肝臓」に有給休暇をあげる

コレステロールのコントロールセンターは「肝臓」です。ストレスでお酒の量が増えたり、添加物の多い加工食品ばかり食べていたりすると、肝臓は解毒作業に追われて疲弊し、コレステロールの生産と回収のバランスが崩れてしまいます。週に数日は「休肝日」を作り、温かいお味噌汁などで胃腸を休ませ、肝臓に有給休暇をあげましょう。

③ 【動の引き算】激しい運動ではなく「こまめな歩行」で貯金を使う 

中性脂肪を下げるために、急にジムに入会して激しい筋トレ(足し算)をする必要はありません。中性脂肪は「エネルギーの貯金」ですから、日常生活の中でこまめに引き出して使ってあげれば良いのです。エスカレーターを階段に変える、一駅手前で降りて歩く、家事の合間に背伸びをする。そんな小さな「座りっぱなし時間の引き算」が、確実に血液の巡りを良くしてくれます。

数値は「我慢の強制」ではなく「調整のチャンス」 

健康診断の脂質の数値は、「あれも食べるな、これも食べるな」とあなたから楽しみを奪うためのものではありません。

「最近、少し甘いもので自分を甘やかしすぎていたかな?」「肝臓が疲れているから、今日は温かいお風呂に入って早く寝よう」

そんな風に、自分の生活を微調整するための「対話のツール」として受け止めてみてください。

「日々の生活の主治医は、私自身である」

油や数字を過剰に敵視するのをやめ、からだの仕組みを味方につけること。そのしなやかな姿勢こそが、大人のからだを美しく、淀みなく巡らせるための鍵なのです。

\ 無理な我慢は続かないから /

見えない「糖」を引き算する
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※すでに医師から脂質異常症のお薬を処方されている方は、自己判断で中断せず、生活習慣の改善と合わせて主治医にご相談ください。[cite: 36]
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