【植物の不思議】日焼け止めを塗らない植物が、真夏の太陽でも「焦げない」理由。
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こんにちは、サワラセレクトです。
今日は少し視点を変えて、理科の実験のような「植物の不思議」についてお話しさせてください。
ふと、こんな疑問を持ったことはありませんか?
私たち人間は日焼け止めを塗り、日傘をさして逃げ回るのに、
どうして植物たちは、一日中強烈な紫外線を浴び続けても、肌(葉っぱ)がボロボロにならないの?
実はここには、植物たちが数億年かけて編み出した、ある「生存戦略」が隠されているんです。
植物は「逃げる」ことができない
私たち動物は「熱い!」と思えば日陰に移動できます。
しかし、植物は地面に根を張っているため、どんなに日差しが強くても、そこから一歩も動くことができません。
逃げられない。でも、紫外線を浴び続ければ細胞は破壊され、枯れてしまう。
この絶体絶命のピンチを乗り越えるために、植物が自分の体の中で作り出した「発明品」。
それが「色素(色)」です。
「色」は、植物がまとう鎧(よろい)だった
トマトが赤いのも、ナスが紫なのも、お茶が緑なのも。
あれはただ綺麗だから色がついているわけではありません。
あの鮮やかな色は、「紫外線から身を守るためのバリア(日傘)」そのものなのです。
専門用語ではこれを「フィトケミカル」や「ポリフェノール」と呼びます。
① 太陽光(紫外線)を浴びる
② 活性酸素(サビ)が発生する
③ 放っておくと枯れるので、「抗酸化物質(色素)」を作ってサビを消す!
つまり、植物の色が濃ければ濃いほど、それは「過酷な環境で身を守る力が強い」という証拠なのです。
色によって「守り方」が違う
面白いことに、このバリアは色によって「得意技」が違います。
スーパーに並ぶカラフルな野菜たちは、それぞれ違う能力を持った戦隊ヒーローのようなものです。
トマト(リコピン)、赤シソ・ナス(アントシアニン)
太陽の光を直接浴びる野菜に多い色です。
真夏の強烈な日差しを跳ね返すために、自ら赤いパラソルを開いて、細胞を守り抜いています。その抗酸化力はビタミンEの100倍とも言われ、「赤」は強さの証です。
緑茶・ホウレンソウ(カテキン・クロロフィル)
植物の基本色である緑。
傷ついた細胞を修復したり、体の中をクリーンに保ったりするメンテナンス役です。「緑」は癒やしと再生の証です。
ニンジン・カボチャ(β-カロテン)
皮膚や粘膜を「乾燥」から守るプロフェッショナル。
体に入ると必要な分だけビタミンAに変身し、外敵の侵入を防ぐ粘膜バリアを強化します。
ニンニク・玉ねぎ(硫化アリル)
色ではなく「香り(辛味)」を武器にするタイプ。
強力な殺菌作用や、巡りを良くする力を持ち、体を内側から温めて戦う力を底上げします。
人間は、色を食べて生きている
人間は自分でこのバリアを作ることはできませんが、植物を食べることで、そのバリアを一時的に「借りる」ことができるのです。
赤シソや緑茶を体に取り入れるということは、
植物が命がけで作った「抗酸化の鎧」を、私たちが身にまとうということ。
「食事は彩りよく」と言われるのは、見た目のためだけではありません。
「色をバラけさせる=全方位のバリアを手に入れる」という意味だったのです。
今日のあなたの食事には、何色のバリアがありましたか?
「赤」と「緑」のバリアを一粒に。
和草のしずくは、特に強力な防御力を持つ「赤シソ(紫)」と、修復力を持つ「緑茶(緑)」の力を凝縮しました。
忙しくて彩りの良い食事がとれない時、手軽に植物の色の力を借りてみてください。